羽後町(うごまち)は秋田県の南部に位置し、雄勝郡に属しています。山に囲まれた自然豊かなまちで、県内屈指の豪雪地帯としても知られています。
冬の寒さは厳しいものの、自然の中でのびのびと子育てしたい方におすすめのまちです。
ぜひ本記事を読んで、秋田県羽後町への移住を検討していただけると幸いです。
Contents
1. 移住検討者が知っておくべき羽後町の3つの特徴
はじめに、移住検討者が知っておくべき羽後町の3つの特徴について解説します。
- 「緑と踊りと雪の町」がキャッチフレーズの自然豊かなまち
- 日本三大盆踊りに数えられる「西馬音内盆踊り」が有名
- 「あきたこまち」や「羽後牛」などの特産品が豊富
1-1. 「緑と踊りと雪の町」がキャッチフレーズの自然豊かなまち
羽後町のキャッチフレーズは「緑と踊りと雪の町」です。
羽後町は周囲を山に囲まれており、日本の原風景である茅葺民家と田園風景が残っています。都会から羽後町を訪れると、まるでタイムスリップしたような感覚を味わえます。
羽後町は県内屈指の豪雪地帯としても有名です。積雪量は平野部で1m以上、山間部では2〜3mほどに達します。
道路は除雪されますが、家の前の雪かきや屋根の雪下ろしは自分たちで行う必要があります。
時には近隣住民と協力し合いながら雪かきや雪下ろしをする光景は、羽後町の魅力の1つです。
1-2. 日本三大盆踊りに数えられる「西馬音内盆踊り」が有名
参照:https://www.town.ugo.lg.jp/life/detail.html?id=2528&category_id=175
羽後町では、毎年8月16日〜18日に「西馬音内盆踊り」が開催されます。
西馬音内盆踊りは、阿波踊り(徳島県)や郡上おどり(岐阜県郡上八幡)とともに日本三大盆踊りに数えられています。
西馬音内盆踊りは700年以上の歴史と伝統を誇る夏祭りです。人口約13,000人の小さなまちに、3日間で約10万人の観光客が訪れます。
西馬音内盆踊りの特徴は、「編笠」と「彦三(ひこさ)頭巾」の被り物です。とくに目元に穴の開いた袋状の彦三頭巾はインパクトがあり、亡者踊りとも呼ばれています。
1-3. 「あきたこまち」や「羽後牛」などの特産品が豊富
参照:https://ugokanko.com/tokusanhin/
羽後町はあきたこまちや羽後牛などの特産品が豊富で、「食の宝庫」としても知られています。
羽後町産あきたこまちは、出羽丘陵から湧き出るおいしい水と家畜の有機肥料を使用して栽培されています。冷めても美味しく、和洋中どのような料理とも相性がよいと評判です。
羽後牛は、限られた生産者によって飼育される、年間わずかしか出荷されない貴重な黒毛和牛です。
そのほかにも、羽後町ではキュウリやスイカなどの栽培が盛んに行われています。
2. 羽後町の暮らしに関する情報
ここまで移住検討者が知っておくべき羽後町の特徴について解説しました。続いては、羽後町の暮らしに関する情報について紹介します。
人口 | 13,271(R6.3月末) |
面積 | 230.78k㎡ |
学校数 | 小学校4校、中学校1校、高校1校 |
気候 | 年間平均気温 11.1℃ 年間降水量 1,400mm |
医療施設数 | 町立病院 1 個人医院 3 歯科医院 5 |
交通アクセス | JR東日本 湯沢駅からバスで約20分 秋田自動車道 湯沢ICから車で約15分 |
保育所・幼稚園 | こども園4、認可外保育施設1 |
下記で羽後町が住みやすい理由について解説します。
2-1. 子育て世帯への給付金が充実
羽後町では、子育て世帯への給付金が充実しています。今回は、代表的な3つの給付金について解説します。
出産・子育て応援ギフト「にじいろギフト」
出産・子育て応援ギフト「にじいろギフト」は、妊婦・産婦(もしくは養育者)に対して付与される支給金です。
「にじいろギフト」を受け取るためには、妊娠届出時と出生届出時に面談を受けてアンケートに回答する必要があります。
支給金額は次のとおりです。
- 出産応援ギフト(妊娠届時):妊娠1回につき5万円
- 子育て応援ギフト(出生届時):子ども1人につき5万円
また、県からも「あきた出産おめでとう給付金事業」として子ども1人につき2万円が支給されます。
「にじいろギフト」の詳細については以下をご確認ください。
チャイルドシート購入費補助金
羽後町では、子育て世帯への支援としてチャイルドシート購入費の一部を助成しています。
対象となるのは、羽後町内に住所を有し、乳幼児のためにチャイルドシートを購入した保護者です。給付額は購入費の2分の1以内で上限10,000円となっています。
「チャイルドシート購入費補助金」の詳細については以下をご確認ください。
https://www.town.ugo.lg.jp/life/detail.html?id=1491&category_id=63
高校生まで医療費無料
羽後町は福祉医療制度に力を入れており、令和4年8月より高校生(18歳)まで医療費が無料となりました。
羽後町では、高校生までの子どもや心身に障がいをもつ方などを対象に福祉医療費受給者証(マル福カード)を発行しています。
医療機関にかかるときに保険証と一緒に福祉医療費受給者証を提示すると、医療費の自己負担分が無料となります。
「福祉医療制度」の詳細については以下をご確認ください。
https://www.town.ugo.lg.jp/life/detail.html?id=69&category_id=200
2-2. オンライン内覧可能!空き家バンク登録物件が豊富
羽後町では、移住希望の方向けに「羽後町空き家バンク制度」を導入しています。空き家バンクとは、空き家の所有者と住まいを探す方をつなぐマッチングサービスです。
羽後町の空き家バンク登録物件は豊富で、賃貸物件(一軒家)は月額3万円程度から借りられます。
羽後町の空き家バンク登録物件は、ビデオ会議システム「Zoom」を使用したオンライン内覧が可能です。
移住相談も行っているため、遠方に住んでいる方はぜひ利用してみてください。オンライン内覧は事前予約制となっています。
羽後町では住宅の取得やリフォームをする方へ助成も行っているため、ぜひ積極的に利用しましょう。
空き家バンクの詳細については、以下のURLから確認できます。
https://www.town.ugo.lg.jp/life/detail.html?id=2092
2-3. 体験住宅や移住体験ツアーを実施
参照:https://www.town.ugo.lg.jp/life/detail.html?id=1280&category_id=69
羽後町では、移住希望の方に向けて体験住宅や移住体験ツアーを実施しています。
ここまで記事を読んで「豪雪地帯で暮らしていけるか心配」「教育施設はどのような感じなのか」などの不安を感じている方もいるでしょう。
そのような方は、体験住宅や移住体験ツアーに参加して羽後町での暮らしを試してみてはいかがでしょうか。
「百聞は一見に如かず」という言葉があるように、何事も体験してみるのが一番です。
羽後町体験住宅
羽後町体験住宅とは、羽後町での暮らしをお試しできる住宅です。
利用期間は、3泊4日〜13泊14日で、利用料金は3泊4日7,500円(1泊追加ごとに+2,500円)、冬期(11月~4月)は3泊4日9,000円(1泊追加ごとに+3,000円)です。
羽後町体験住宅は、雪国にも強いオール電化住宅かつWIFI完備です。
羽後町体験住宅についての詳細は、以下のURLから確認できます。
https://www.town.ugo.lg.jp/life/detail.html?id=1313&category_id=69
オーダーメイド型移住体験ツアー
オーダーメイド型移住体験ツアーとは、体験住宅を拠点に羽後町の暮らしを体験できるツアーです。
移住希望者の要望にあわせて、教育施設の見学や農作業体験などを行います。
羽後町でどのような暮らしをしたいかによって、柔軟に対応してくれる点が魅力です。
羽後町に移住したいと思ったらぜひご相談を
自然豊かな土地で、美味しいものに囲まれながら暮らしたい方には羽後町への移住をおすすめします。
羽後町は子育て支援も充実しており、子育て世帯にはとくにおすすめです。
本記事を読んで、羽後町に移住してみたいと感じていただけたら、下記の「羽後町 みらい産業交流課」までご相談ください。
本記事では紹介しきれなかった、子育て支援や移住支援についても分かりやすく説明してくれます。
まずは羽後町の公式サイトで情報を確認していただき、少しでも気になった方はお気軽にお問い合わせください。
連絡先 | 0183-62-2111(内線224,225) |
担当部署 | みらい産業交流課 |
住所 | 秋田県雄勝郡羽後町西馬音内字中野177 |
公式サイトホームページ | https://www.town.ugo.lg.jp/life/detail.html?id=2528&category_id=175 |