SDGsという言葉がよく知られる前から、自然の恵みに感謝し持続可能な社会に向けた取り組みを行ってきた最上町。人々が自然と共生する生き方は、この地域に昔から根付いている文化とも言えます。

【山形県最上町への移住】まちの魅力や暮らしを解説

SDGsという言葉がよく知られる前から、自然の恵みに感謝し持続可能な社会に向けた取り組みを行ってきた最上町。人々が自然と共生する生き方は、この地域に昔から根付いている文化とも言えます。

そんな山形県最上町には、地方への移住を検討する方にとってどのような特徴や魅力があるのでしょうか。ここでは、山形県最上町での暮らしがイメージできるような情報を解説していきます。

移住検討者が知っておくべき最上町の3つの特徴

まずは、最上町ならではの特徴について、特に知っておきたい情報を3つご紹介します。

かつて「小国」と呼ばれた山に囲まれた自然のまち

https://michinoeki-mogami.jp

最上町は、山形県の北東部に位置し、秋田県と宮城県に隣接しています。町をぐるりと囲うように山の峰で遮られていたことから、かつては「小国」と呼ばれたことも。

町のイメージカラーは、自然豊かな風景にふさわしい緑色で、四季の移り変わりを感じるのどかな景色が広がっています。



新年度が始まる頃にはまだ雪が残り、桜の開花は4月中旬頃となります。夏は町の至るところに特産品であるアスパラガスが並び、山や田畑の緑が一層濃く美しくなる様子が見られます。

秋の紅葉は非常に見ごたえがあり、人工林の緑とのコントラストも美しく、冬は一面銀世界になるほどの積雪も特徴です。

多くのスキーヤーが訪れる積雪量

https://akakura-spa-ski.com

最上町の冬は、毎年2mにもなる積雪量で、厳しい環境ながらも白銀の美しい風景が広がります。町営赤倉温泉スキー場はかつて国体の開催時に絶賛された質の高さが特徴で、県内外を問わず毎年多くのスキーヤーが訪れます。※昨年度も国民スポーツ大会が開催されています。

ゼロカーボンシティへの熱心な取り組み

豊富な森林資源を持つ最上町。昔から自然に感謝し共生する暮らしを行ってきました。それはSDGsという言葉が知られるずっと前からのことで、バイオネスの熱利用に関しては日本有数の先進地でもあります。

2021年にゼロカーボンシティを宣言し、水力や太陽光などの自然エネルギーを有効活用する取り組みや、畜産業の堆肥を活用して育てる高品質なアスパラガス栽培などに注力しています。 

最上町の暮らしに関する情報

最上町への移住を検討する場合、規模やアクセス事情など暮らしに関する情報も必要でしょう。ここからは、子育て環境や福祉、アクセス事情などをまとめてご紹介します。

※順番保育施設を上に入れ替え済

人口7,486人 R6.6末現在
面積330.37平方㎞
保育所・幼稚園幼保連携型認定こども園1、保育所1※いずれも公立
学校数4(高1、中1、小2)※いずれも公立
気候寒冷地多雨
夏季には東風が吹き抜け、冬季は多雪。
医療施設数4(内歯科2)
交通アクセス・JRの場合
山形新幹線をご利用の場合は、終点の新庄駅で下車、陸羽東線に乗り換えてJR最上駅下車(約35分)になります。
東北新幹線利用の場合は、古川駅下車、陸羽東線に乗り換えて約1時間30分です。※R6.9.18現在陸羽東線は災害の影響により、新庄駅~鳴子温泉駅間で運休しており代行バスが運行されています。

・飛行機の場合
山形空港の利用で、そこから車の場合は約1時間15分かかります。  その後JRを使う場合は、タクシーにて、山形空港→JRさくらんぼ東根駅(約7分)。JRさくらんぼ東根駅→JR新庄駅→JR最上駅になります。

・車の場合
1.宮城県方面から
高速道路をご利用の場合は、東北自動車道古川インターチェンジで降り国道47号線に入ります。国道4号線からは大崎市から国道47号線に入り、約1時間ほどです。

2.国道13号線より
福島県から山形市、新庄市を経由して秋田県に抜ける、国道13号線をご利用の場合は、新庄市から国道47号線に入り、約30分です。  
有効求人倍率0.95
賃貸の家賃相場(築10年以内)5万

若者定住環境モデルタウンにより移住者の子育てと環境にやさしい暮らしを実現

最上町では、「若者定住環境モデルタウン」として、若い世帯の定住を図るために特定のエリア内に先進的な住環境を整えています。

山に囲まれた雪国という環境でありながらも、再生可能エネルギーをしっかりと活用した住みやすい家を準備することで、若い世代の方々の多様なニーズに応えています。

若者定住環境モデルタウンには、モデル住宅や定住促進住宅を整備し、平成28年より供用を開始しています。

きめ細やかな子育てと福祉の支援策

最上町の子育てや福祉で大切にしている考えは、「誰一人残さない未来」です。

子育てに関する充実した施策は、これから家庭を築いていく若い世代の方や子育て中の方々の強い味方となるでしょう。

例として、最上町の子育てに役立つ交付金や資源、施策の一部をご紹介します。

・出産育児応援交付金

第一子第二子第三子以上
支給額10万円10万円20万円
内訳現金4万円・商品券6万円現金4万円・商品券6万円現金8万円・商品券12万円

これらの交付金に加えて、最上町産の木で作ったフォトフレームの贈呈も行われています。出産育児一時金とは別に支給されるものであり、出産育児一時金については行政のホームページも参考にしてみてください。

https://town.mogami.lg.jp/child/01birth/03tetsuzuki.php

・出産、子育て応援給付金

出産応援給付金5万円(母子健康手帳交付時)
子育て応援給付金5万円(新生児訪問時)

この給付金は、安心して出産・子育てできるように設けられたもので、妊娠や出生の届け出を行った妊婦・子育て世帯に支給されます。

・最上町家庭保育応援給付金

保育施設入所前のお子様をご家庭で保育している保護者に対し月額1万円支給されます。

4か月分をまとめて年3回支給します。

・最上町入学祝い金

支給額3万円
内訳現金2万円・商品券1万円

小学校等に新入学する児童の保護者に対して、経済的な負担軽減のために支給されるお祝い金です。

・子育て支援センターひまわり

子育て中のご家族やお子さんが気軽に交流できる「こどもの広場」、生後8ヶ月~就学前のお子さんの「一時預かり」、居住者のほか通勤・通学で最上町に行き来されている方が利用できる「ひまわり図書室」等があります。

また、妊娠や出産、子育てのサポートを行う相談窓口もあり、妊婦さんや子育て中の方の大きな支えとなっています。

源泉の湧く温泉と地産の新鮮な食材

山々の風景を見ながらゆっくりと温泉につかって癒される時間は、最上町に暮らす醍醐味の1つです。源泉の湧く温泉は3つあり、気分に合わせて選ぶのも良いでしょう。

・赤倉温泉

https://town.mogami.lg.jp/culture/01rekishi-shiseki/01akakura-spa.php

最上町の東側、小国川の両岸に立ち並ぶ温泉街です。その歴史はとても古く、貞観5年(863年)に諸国行脚の道中にあった慈覚大師が、怪我を負った馬の治療のために川湯を使っていた様子を見て、岩を掘ったところ温泉が噴出したという言い伝えがあります。

・瀬見温泉

https://town.mogami.lg.jp/culture/01rekishi-shiseki/02semi-spa.php

小国川の清流近くにある瀬見温泉は、文治3年(1187年)に平泉を目指して移動していた源義経らが発見したと言われています。義経の子である亀若丸が誕生し、産湯のある場所を探していたところ、岩の奥から立ち上る湯煙に気づき掘り当てたとのこと。温泉旅館街に近い義経大橋付近には、春になると見事な八重桜が咲くことでも知られています。

・大堀温泉

https://town.mogami.lg.jp/culture/01rekishi-shiseki/03oohori.php

最上町の西側に位置する大堀温泉は、美肌の湯として知られています。西公園体育館施設や簡易宿泊施設、キャンプ場、温水プールなどが隣接し、子どもと一日中遊べる場所となっています。

また、最上町の基幹産業でもある農業の恩恵を受けて、道の駅などには地元でとれた新鮮な食材が並ぶのも魅力です。高品質なアスパラガス、舌でとろける最上牛、「最上早生」による新そばなど、旬を迎えた様々な食材を身近に感じながら味わえます。

最上町に移住したいと思ったらぜひご相談を

最上町は、都市部に比べると人口は少なく環境も異なる点が多いですが、若い世代の方々が暮らしやすくなるような取り組みも積極的に行っています。

自然に囲まれた山形県最上町への移住を希望される方、興味を持った方は、ぜひ一度ご相談ください。

連絡先0233-43-2261
担当部署総務企画課 まちづくり推進室
住所山形県最上郡最上町大字向町644
公式サイトホームページ  https://town.mogami.lg.jp/

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