岐阜県下呂(げろ)市は、岐阜県の中東部に位置する市で人口は3万人弱です。 日本三名泉に数えられる下呂温泉を有するまちとして有名です。気候は「山間内陸性気候」で、年間降水量は比較的多めとなっています。

【岐阜県下呂市への移住】まちの魅力や暮らしを解説

岐阜県下呂(げろ)市は、岐阜県の中東部に位置する市で人口は3万人弱です。

日本三名泉に数えられる下呂温泉を有するまちとして有名です。気候は「山間内陸性気候」で、年間降水量は比較的多めとなっています。

また、山林が総面積の約9割を占めており、自然が豊富なことから移住先として注目を集めています。

ぜひ本記事を読んで、下呂市への移住を検討していただけると幸いです。

1. 移住検討者が知っておくべき下呂市の4つの特徴

はじめに、移住検討者が知っておくべき下呂市の3つの特徴について解説します。

  • 日本三名泉に数えられる「下呂温泉」があるまち
  • 地域ごとに特色のあるまち
  • 山林が約9割を占める自然豊かなまち
  • 空き家紹介制度で家が格安で手に入る

1-1. 日本三名泉に数えられる「下呂温泉」があるまち

下呂市は、日本三名泉に数えられる「下呂温泉」があるまちとして知られています。

下呂温泉は3つの共同浴場で外湯を楽しめます。また、複数の足湯が設置されている点も大きな特徴です。泉質は単純温泉(アルカリ性単純温泉)で、リウマチや神経症などの効能が知られています。

今回は、下呂温泉のおすすめスポットを3つ紹介します。

噴泉池

出典:https://www.gero-spa.com/spot/detail.php?id=2

噴泉池は、飛騨川の河川敷にある下呂温泉を象徴するスポットです。噴泉池は囲いが一切なく、開放的な雰囲気を楽しめます。

ただし、令和3年12月1日から入浴利用は禁止となっているため要注意です。足湯利用は可能ですので下呂温泉を訪れたらぜひ立ち寄ることをおすすめします。

連絡先TEL:0576-24-2222
担当部署下呂市 観光商工部 観光課
住所・アクセス岐阜県下呂市幸田
URLhttps://www.city.gero.lg.jp/site/kanko/1258.html

ビーナスの足湯

出典:https://tripnote.jp/gero-onsen/relaxation-venus-no-ashiyu

ビーナスの足湯は、洋館風の公衆浴場「白鷺乃湯」の玄関先にある足湯です。円形の湯船の中心にはシンボルの白いビーナス像が建っています。

ビーナスの足湯は無料で利用できます。輪になって足湯を楽しめるため、家族連れの方にとくにおすすめです。

連絡先TEL:0576-24-2222
担当部署下呂市 観光商工部 観光課
住所・アクセス岐阜県下呂市湯之島856-1
URLhttps://www.city.gero.lg.jp/site/kanko/1246.html

鷺の足湯

参照:https://www.gero-spa.net/asiyu-wasi/

鷺の足湯は、下呂温泉街で最も歴史のある足湯です。ヒノキ造りの足湯で、一度に5人までが並んで利用できます。

屋根がついているため、天候の悪い日やで日差しが強い日でも安心です。24時間365日無料で利用できます。

連絡先TEL:0576-24-2222
担当部署下呂市 観光商工部 観光課
住所・アクセス岐阜県下呂市湯之島
URLhttps://www.city.gero.lg.jp/site/kanko/1246.html

1-2. 地域ごとに特色のあるまち

下呂市は、地域ごとに特色のあるまちです。それぞれの地域にどのような特色があるのかをまとめていきます。

小坂地域

小坂地域は御嶽山の麓に位置し、200以上の滝と「炭酸泉」の温泉があります。飛騨高山までは車で約30分です。

小坂地域は「日本一滝が多いまち」として知られており、年間を通して多くの観光客が訪れます。

小坂地域にある炭酸泉は、すべて高濃度天然炭酸泉です。飲泉もでき、小坂地域にある湯屋温泉は古くから「服用の湯」として知られています。

萩原地域

萩原地域は、飛騨街道の宿場町として栄えたまちです。自然豊かで神社仏閣が多く、落ち着いた雰囲気が人気を集めています。

萩原地域には、スーパーマーケット、ホームセンター、学校、駅、医療機関などが揃っています。生活に便利なため移住先としておすすめです。

下呂温泉や飛騨高山などの観光地に近いため、ぜひ一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

下呂地域

下呂地域は下呂温泉の中心地で、観光地が集中していて活気があります。

下呂地域には多くの旅館や飲食店があり、仕事を見つけやすい環境が整っています。活気があることから開業におすすめのエリアです。

学校や医療機関も多く、日常生活で不便を感じることはほぼありません。下呂市に移住して、のびのびと子育てをしたい方に向いています。

馬瀬地域

馬瀬地域は、南飛騨の山間に10の集落が連なる地域です。市内でも一際美しい清流「馬瀬川」が流れ、自然豊かなことから「日本で最も美しい村」連合に加盟しています。

馬瀬川の鮎は、日本一のグランプリを獲得していることでも有名です。

馬瀬の人々は自然と共生しながら、農村の持続可能な発展を目指しています。自然豊かな土地で田舎暮らしをしたい方には、馬瀬地域への移住をおすすめします。

金山地域

金山地域は、下呂市の中でも最南端に位置します。飛騨川や馬瀬川などの一級河川を有する自然豊かな地域です。

冬の寒さは穏やかで降雪も少ないことから、暮らしやすさに定評があります。また、名古屋圏へのアクセスが近く、レジャーやショッピングに便利です。

自然の豊かさと利便性を両立しているため、移住先としておすすめの地域です。

1-3. 山林が約9割を占める自然豊かなまち

下呂市は、山林が約9割を占める自然豊かなまちです。地目別の面積の割合は次のとおりです。

  • 森林:91.05%
  • 農用地:1.50%
  • 宅地:0.90%
  • 道路他:6.55%

下呂市では、「100年先を見すえた『温故創新の森林づくり』」を基本理念として、持続可能な森林づくりに取り組んでいます。詳細は下記のURLから確認できます。

https://www.city.gero.lg.jp/soshiki/15/22469.html

1-4.空き家紹介制度で家が格安で手に入る

下呂市に移住した際には、空き家紹介制度で家が格安で手に入ります。

空き家紹介制度とは、空き家・空き店舗の所有者から提供された物件の情報を登録し、移住定住を希望する方に提供するサービスです。

下呂市への移住にあたって少しでも住居費を節約したい方は、ぜひ空き家紹介制度を利用してみてください。

空き家物件は地域ごとに分類されており、求める物件を探しやすくなっています。詳細は下記のURLから確認できます。

https://www.city.gero.lg.jp/site/ijyu-teijyu/list10.html

2. 下呂市の暮らしに関する情報

ここまで移住検討者が知っておくべき下呂市の4つの特徴について解説しました。続いては、下呂市の暮らしに関する情報について紹介します。

2-1. 子育てを金銭面から徹底支援

下呂市では、子育てを金銭面から徹底支援しています。代表的な支援は次の3つです。

第3子の保育料が無料

下呂市では、令和元年10月から保育料が無償化されました。無償化の対象となるのは、年少児から年長児と、未満児の非課税世帯の保育料です。

また、令和6年4月から第3子以降の保育料が無償化されました。詳細は下記のURLから確認できます。

https://www.city.gero.lg.jp/soshiki/12/26955.html

高校生世代までの医療費を全額助成

下呂市では、高校生世代までの医療費(保険内自己負担分)を全額助成しています。

助成対象は、小学生・中学生・高校生世代 (18歳に達する日以降の最初に到来する3月31日まで)です。所得制限はありません。

詳細は下記のURLから確認できます。

https://www.city.gero.lg.jp/site/gerokaerunet/260.html

子どもの予防接種費全額または一部助成

下呂市では、子どもの予防接種費全額または一部を助成しています。定期予防接種は全額助成、任意予防接種は一部助成となります。

対象となる予防接種については、下記のURLをご確認ください。

https://www.city.gero.lg.jp/site/ijyu-teijyu/624.html

2-2. 「Uターンおかえり奨励金」や「東京圏からの移住支援金」など、移住・定住支援が充実

下呂市では移住・定住支援が充実しています。本記事では下呂市が行っている4つの移住・定住支援を紹介します。

移住促進住宅購入費等助成事業補助金

「移住促進住宅購入費等助成事業補助金」とは、住宅の新築・中古住宅の購入または改修経費に対して交付される補助金です。補助金の金額は次のとおりです。

  • 住宅新築等補助金:補助率10分の1(限度額100万円)
  • 中古住宅購入費補助金:補助率5分の1(限度額50万円)
  • 中古住宅改修費補助金:補助率2分の1(限度額30万円)

補助対象者の条件については下記のURLをご確認ください。

https://www.city.gero.lg.jp/site/ijyu-teijyu/13765.html

Uターンおかえり奨励金

下呂市では、若者世代のUターンを促進するために「Uターンおかえり奨励金」を支給しています。

支給金額は1人20万円で、卒業・転入以後1年以内の申請が必要です。また、5年以内に転出した場合は補助金を返金する必要があります。

補助対象者の条件については下記のURLをご確認してください。

https://www.city.gero.lg.jp/site/ijyu-teijyu/28068.html

東京圏からの移住支援金

下呂市では、東京圏からの移住者に対して「移住支援金」を支給しています。支給金額は、単身者は60万円、世帯は100万円です。

また、18歳未満の子どもがいる場合は、子ども1人あたり100万円が加算されます。

対象者の在住条件や就業要件などについては下記のURLから確認できます。

https://www.city.gero.lg.jp/site/ijyu-teijyu/10461.html

U・I・Jターン促進家賃助成事業補助金

下呂市では、市内へ移住して住居のため家賃を支払う方に対し、補助金を支給しています。

補助金の金額は家賃の額の2分の1(上限月2万円)で、交付期間は24ヶ月(2年間)です。

補助対象者の条件については下記のURLから確認できます。

https://www.city.gero.lg.jp/site/ijyu-teijyu/13764.html

2-3. 「鶏ちゃん」や「朴葉ずし」などの郷土料理を味わえる

下呂市には、「鶏ちゃん」や「朴葉ずし」などの郷土料理が多くあります。代表的な郷土料理は次のとおりです。

  • 鶏ちゃん:鶏肉とキャベツに特製のタレを絡めた料理
  • 朴葉ずし:朴葉に酢飯と旬の具材を包んだ寿司
  • ねずし:塩鱒、米、大根、人参を使った寿司
  • あねかえし:ヨモギを使った寿司

鶏肉とキャベツに特製のタレを絡めた「鶏ちゃん」はとくに有名で、市内には「鶏ちゃん」を味わえる飲食店が数多くあります。

下呂市の鶏ちゃん食べつくしマップは下記のURLから確認できます。

https://www.city.gero.lg.jp/site/kanko/1238.html

下呂市に移住したいと思ったらぜひご相談を

本記事を読んで、下呂市に移住してみたいと感じていただけたら、下記の「地域振興部 地域振興課」までご相談ください。

あなたの疑問や不明点に対して、担当者が親身になって寄り添ってくれるはずです。

下呂市では、移住定住希望の方に向けて専用サイトを開設しています。

https://www.city.gero.lg.jp/site/ijyu-teijyu

ぜひこちらもあわせてご確認ください。

連絡先0576-23-3777
担当部署地域振興部 地域振興課
住所509-2202 岐阜県下呂市森801番地10
公式サイトホームページhttps://www.city.gero.lg.jp/

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