鹿児島県大崎(おおさき)町は、大隅半島の東部に位置する自然豊かなまちです。南部は水田地帯、中間部は畑地、北部は山林が広がっています。

【鹿児島県大崎町への移住】まちの魅力や暮らしを解説

鹿児島県大崎(おおさき)町は、大隅半島の東部に位置する自然豊かなまちです。南部は水田地帯、中間部は畑地、北部は山林が広がっています。

大崎町はうなぎやマンゴーなどの特産品を初めとして「食の宝庫」としても有名です。

移住定住支援や子育て支援も充実しており、地方移住を検討している方々からも注目されています。

ぜひ本記事を読んで、大崎町への移住を検討していただけると幸いです。

1. 移住検討者が知っておくべき大崎町の3つの特徴

はじめに、移住検討者が知っておくべき大崎町の3つの特徴について解説します。

  • 大隅半島に位置する自然豊富なまち
  • 資源リサイクル率日本一のエコなまち
  • うなぎやマンゴーなど特産品が豊富なまち

1-1. 大隅半島に位置する自然豊富なまち

大崎(おおさき)町は、九州最南端の大隅半島東部に位置するまちです。

冒頭でも紹介したように、南部には広大な水田地帯が広がっています。さらに、中間部は畑地、北部は山林が多い点が特徴です。

また、白い砂浜の海岸はウミガメの産卵地としても知られています。

大崎町で自然を感じられるスポットを3つ紹介します。

くにの松原

くにの松原は、日南海岸国定公園内に広がる全長7kmにおよぶ松林です。

白砂青松100選にも選定されており、年間を通して地元住民や観光客で賑わいます。

松林内にはキャンプ場とプールがあり、家族やカップルなどで楽しめるスポットです。キャンプ場は1年を通して、プールは夏季限定で営業しています。

連絡先TEL:099-476-1111
担当部署大崎町役場 商工観光課 広報観光係
住所・アクセス曽於郡大崎町益丸226-1
URLhttps://www.town.kagoshima-osaki.lg.jp/sy_kanko/canp.html

いこいの森

いこいの森は、志布志湾を一望できる展望台です。

標高268mの場所にあり、大崎町にある最も高い展望台として知られています。晴れた日には、枇榔島や志布志国家石油備蓄基地を望むことも可能です。

展望所はスロープが設置されており、バリアフリーにも対応しています。

連絡先TEL:099-476-1111
担当部署大崎町役場 商工観光課 広報観光係
住所・アクセス鹿児島県曽於郡大崎町野方 いこいの森車道入口
URLhttps://www.town.kagoshima-osaki.lg.jp/sy_kanko/canp.html

コスモス畑

大崎町菱田にあるコスモス畑では、米作りが終わった水田で地域住民がコスモスを育てています。約3ヘクタールにもおよぶコスモス畑は圧巻です。

白いそばの花も一緒に見ることができ、白とピンクのコントラストを楽しめます。コスモス畑の見頃は10月下旬頃です。

連絡先TEL:099-476-1111
担当部署大崎町役場 商工観光課 広報観光係
住所・アクセス鹿児島県曽於郡大崎町菱田
URLhttps://www.town.kagoshima-osaki.lg.jp/sy_kanko/canp.html

1-2. 資源リサイクル率日本一のエコなまち

大崎町は、リサイクル率⽇本⼀を15回達成しているまちとして知られています。

「混ぜればごみ、分ければ資源」を合言葉に、28品目の分別を実施しています。

かつて大崎町には焼却処理場がなく、出たごみは埋め立てにより最終処分していました。

しかし、埋立処分場がひっ迫したことから、焼却炉に頼らない低コストな廃棄物処理システムに取り組むこととなり、現在に至ります。

大崎町が資源リサイクル率日本一になった経緯と、具体的な取り組みは下記URLから確認できます。

https://www.osakini.org

1-3. うなぎやマンゴーなど特産品が豊富なまち

大崎町は温暖な気候に恵まれた土地で、海の幸と陸の幸の両方を味わえます。大崎町の主な特産品は次のとおりです。

  • 完熟マンゴー
  • パッションフルーツ
  • うなぎ
  • かごしま黒豚「優美豚(ゆうびとん)」
  • 鹿児島黒牛大崎牛「隆之国(たかのくに)」
  • 桑抹茶 など

降りそそぐ太陽の恵みのおかげで、大崎町では完熟マンゴーやパッションフルーツなどの果物の栽培が盛んです。完熟マンゴーは生産量県内1位、パッションフルーツは生産量全国1位を誇ります。

大崎町の温暖な気候と良質な地下水は、うなぎの養殖にも適しています。大崎町のうなぎの生産量は全国トップクラスです。

特産品の詳細は下記URLをご覧ください。

https://www.town.kagoshima-osaki.lg.jp/sy_syoko/machiannai/kanko/omiyage/tabemono/tokusanhin.html

2. 大崎町の暮らしに関する情報

ここまで大崎町の3つの特徴について解説しました。続いては、大崎町の暮らしに関する情報について紹介します。

人口12,006人(令和6年4月1日時点)
面積100.64㎢
学校数小学校6校、中学校1校
気候温暖多雨気候
年間平均気温:17.9℃(2023年)
年間降水量:2475mm(2023年)
医療施設数診療所:3 歯科診療所:5
交通アクセス鹿児島空港から車で約1時間(高速道路利用)
鹿児島市内から約1時間30分(高速道路利用)
有効求人倍率1.34(令和6年4月時点)
保育所・幼稚園認定こども園:5、保育所:2
賃貸の家賃相場1DK:3.5万円程度
2DK・2LDK:4~5.5万円程度
3DK・3LDK:4~5.5万円程度

下記で大崎町が住みやすい理由について解説します。

  • 子ども・子育て世帯にやさしいまちとして「こどもまんなか応援サポーター」を宣言
  • 移住定住支援が充実
  • 空き家バンク物件が豊富かつ格安

2-1. 子ども・子育て世帯にやさしいまちとして「こどもまんなか応援サポーター」を宣言

大崎町は子ども・子育て世帯にやさしいまちとして、「こどもまんなか応援サポーター」を宣言しました。

こどもまんなか応援サポーターとは、こども家庭庁が取り組む「こどもまんなか宣言」の趣旨に賛同し、自らもアクションに取り組む個人・地方自治体・企業などです。

大崎町では、こどもまんなか応援サポーターとして主に以下の施策を行っています。

  • 保育所利用者負担金無償化給付費事業
  • 障害児保育事業補助金
  • 子ども食堂支援事業補助金
  • 新生児への10万円給付
  • 子ども医療費の無償化
  • 小学校・中学校 入学支援金
  • 給食費の一部助成 など

今回は、次の3つの子育て支援について解説します。

出産・子育て応援事業

大崎町では、出産・子育て応援事業として「伴走型相談支援の充実」と「出産・子育て応援金給付による経済的支援」を行っています。

  • 伴走型相談支援:妊娠期から出産・子育てまでニーズに合わせて継続的な相談と支援を提供
  • .出産・子育て応援支援金による経済的支援:母子手帳交付時に5万円、赤ちゃん訪問時に新生児に5万円を支給

出産・子育て応援事業の詳細は、下記URLから確認できます。

https://www.town.kagoshima-osaki.lg.jp/hf_kenkouzoshin/shussannkododateouennkinn.html

大崎町新生児10万円給付金事業

大崎町では、新生児1人あたりにつき10万円を支給しています。

申請時には大崎町新生児10万円給付金事業申請書、身分証明書、通帳やキャッシュカードなどの写しが必要です。

大崎町新生児10万円給付金事業の詳細は、下記URLから確認できます。

https://www.town.kagoshima-osaki.lg.jp/hf_kenkouzoshin/kenko/kosodateshien/sinnseijikyuufukinn.html

かごしま子育て支援パスポート事業

かごしま子育て支援パスポート事業とは、事業に協賛する企業や店舗が、パスポートを提示した対象世帯に割引や優待サービスなどを提供する取り組みです。

鹿児島県内に在住する妊娠中の方および18歳未満の子どもがいる世帯が対象となります。

パスポートはスマートフォンでも利用可能です。

かごしま子育て支援パスポート事業の詳細は、下記URLから確認できます。

https://www.pref.kagoshima.jp/ab14/kenko-fukushi/kodomo/shoshika/kosodatepassport.html

2-2. 移住定住支援が充実

大崎町では、地方からの移住を促進するために移住定住支援を行っています。

今回は、大崎町の移住定住支援を3つピックアップします。

環境配慮型定住住宅取得補助金

環境配慮型定住住宅取得補助金とは、大崎町内に定住するために住宅を新築または購入した方が受け取れる補助金です。

補助金額は住宅の取得経費の総額の5分の1となります。ただし、転入者は最大310万円、町内居住者は最大305万円の限度額があります。

補助対象者や補助対象工事が細かく定められているため、詳細は下記URLから確認してください。

https://www.town.kagoshima-osaki.lg.jp/ke_kikaku/kurashi/ijuteju/sokushin/shien.html

結婚新生活支援事業補助金

結婚新生活支援事業補助金とは、大崎町内で新たに結婚生活を始めるための新居の家賃や引っ越し費用等の一部を助成する制度です。

補助金額は住居費と引越費用を合わせた額とし、1世帯あたり30万円を上限とします。

ただし、婚姻の時点において夫婦ともに29歳以下の場合は上限額が60万円まで引き上げられます。

かごしま移住就業・起業支援事業

かごしま移住就業・起業支援事業とは、東京から移住して大崎町内で起業・就業した方に対して支援金を支給する制度です。

補助金額は、2人以上の世帯で100万円(18歳未満の子ども1人につき最大100万円を加算)、単身世帯で60万円となります。

対象者は東京23区に在住していた方、または東京圏から23区に通勤していた方です。

2-3. 空き家バンク物件が豊富かつ格安

大崎町では、移住希望者の方に向けて空き家情報を提供しています。

地方移住にあたって、住居をどのように確保すればよいのか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

大崎町の空き家バンク物件は豊富かつ格安なため、お気に入りの物件を見つけやすいでしょう。

貸家(戸建て)の賃料は月額3.5万円〜、売り家(戸建て)の価格は0円〜です(2024年6月末時点)。

詳細は下記URLからご覧ください。

https://www.town.kagoshima-osaki.lg.jp/ke_kikaku/kurashi/ijuteju/sokushin/akiyabank.html#akiya

大崎町に移住したいと思ったらぜひご相談を

自然豊かな大崎町で、のんびりと仕事や子育てをしてみませんか。

本記事を読んで、大崎町に移住してみたいと感じていただけたら、下記の「企画政策課 定住推進係」までご相談ください。

あなたの疑問や不明点に対して、担当者が親身になって寄り添ってくれるはずです。

連絡先099-476-1111(内線番号222,223)
担当部署企画政策課 定住推進係
住所鹿児島県曽於郡大崎町仮宿1029番地
公式サイトホームページ    鹿児島県大崎町公式ホームページ (kagoshima-osaki.lg.jp)  

関連記事

  1. 【茨城県日立市への移住】まちの魅力や暮らしを解説

  2. 【静岡県森町への移住】まちの魅力や暮らし、支援制度を解説

  3. 【岡山県美作市への移住】まちの魅力や暮らしを解説

  4. 【東京都東大和市への移住】まちの魅力や暮らしを解説

  5. 【北海道せたな町への移住】まちの魅力や暮らしを解説

  6. 【福岡県豊前市への移住】まちの魅力や暮らしを解説

  7. 【福井県若狭町への移住】まちの魅力や暮らしを解説

  8. 【秋田県羽後町への移住】まちの魅力や暮らしを解説

  9. 【北海道厚真町への移住】まちの魅力や暮らしを解説