北海道せたな町は、平成17年に、大成町・北檜山町・瀬棚町の3つが合併して誕生した町です。北海道の南西部、檜山振興局管内の北部に位置しており、町の西側は日本海に面しています。南西のおよそ42km先には奥尻島が見えます。

【北海道せたな町への移住】まちの魅力や暮らしを解説

北海道せたな町は、平成17年に、大成町・北檜山町・瀬棚町の3つが合併して誕生した町です。北海道の南西部、檜山振興局管内の北部に位置しており、町の西側は日本海に面しています。南西のおよそ42km先には奥尻島が見えます。

せたな町の北部と南部は山地となっており、その中間を一級河川後志利別川(しりべしとしべつがわ)が流れています。

雄大な自然に触れることのできる、個性豊かな絶景ポイントが点在しているのも、せたな町の魅力の一つです。その中のいくつかはパワースポットにもなっており、多くの観光客が訪れます。

この記事では、せたな町の豊かな自然をたっぷりとご紹介します。移住後の暮らしに役立つ情報もお伝えするのでぜひ参考にしてみてください。この記事を読んで、せたな町での暮らしをイメージしていただけたら幸いです。

1. 移住検討者が知っておくべきせたな町の3つの特徴

ここでは、せたな町の魅力的な特徴を3つご紹介します。

  • 多様性に富む農業が盛ん
  • 観光客にも人気のパワースポットがあるまち
  • 大自然を一望できる絶景ポイントがあり自然豊か

1-1. 多様性に富む農業が盛ん

出典:https://x.gd/nB5N8

せたな町は、稲作・畑作・酪農・畜産など、多様性に富んだ農業が特徴の町です。せたな町の農業の発展は、豊かな水資源の恩恵でもあります。

町の北部には、道南最高峰の狩場山をはじめとする1000m級の山々が。南部には、遊楽部岳(ゆうらっぷだけ)や、白水岳(しろみずだけ)などが連なります。

北部と南部に広がる山地の間には、後志利別川が流れています。後志利別川は、道南唯一の一級河川です。

海に近いせたな町では、農業と海をコラボさせた野菜も栽培しています。その名も「せたな潮トマト」。せたな町のブランドトマトとして、注目を集めています。

せたな潮トマトは、せたな町の隣、八雲町熊石沖の水深343mから汲み上げた海洋深層水で育ちます。薄めた海水を与えられたトマトは、ストレスから、水分吸収を抑えるようになります。

結果として、身の引き締まった甘く味の濃いトマトになるのです。実際に、せたな塩トマトの糖度は8度以上。これは通常のトマトの約2倍の数値です。

このようにせたな町は、ここならではの自然の恵みを上手に活用して、様々な農業を発展させてきた町といえるでしょう。

1-2. 観光客にも人気のパワースポットがあるまち

ここでは、せたな町の3大パワースポットをご紹介します。画像を見ながら、雄大な自然のパワーを感じていただけたら幸いです。

三本杉岩

出典:http://setanavi.jp/search/sightseeing/18.html

「三本杉岩」は、せたな町のパワースポットであり、町のシンボルです。高さ30mの輝石安山岩が3本並んでおり、岩の上には、寒冷地特有の植物が茂っています。

3本ある岩のうち2本は根元で繋がっており、1本は少し離れて立っていることから、恋の三角関係に見立てて歌が詠まれたことも。

三本杉岩周辺には海水浴場やキャンプ場、温泉もあり、人気の観光スポットにもなっています。三本杉岩ごしに沈みゆく夕日を眺めながら、ぜひ、大自然のパワーを感じてみてください。

所在地久遠郡せたな町瀬棚区三本杉
問合せ先せたな町役場  まちづくり推進課
0137-84-5111 

浮島公園

出典:http://setanavi.jp/search/sightseeing/02.html

面積3.3㎢の「うぐい沼」を中心とし、三方を山に囲まれている「浮島公園」。その昔、うぐい沼には、竜神様が住んでいたと伝えられています。アイヌの時代から「カムイ・ルル・トウ=神が魚をもってくる沼」と呼ばれ、大切にされてきたパワースポットです。

うぐい沼には、ハンノキやヤチダモが生い茂る浮島が点在しています。風に揺られて、湖面をゆったり漂う様子を眺めていると、時間の流れもゆっくりと感じられるでしょう。

沼の周辺は遊歩道が整備されており、森林浴をしながらのウォーキングもおすすめです。春は水芭蕉や黄色い花がかわいい「エゾノリュウキンカ(ヤチブキ)」、秋には紅葉を楽しめます。公園内には多くの野鳥が生息し、渡り鳥の中継地にもなっています。

所在地久遠郡せたな町北檜山区愛知232-6
問合せ先せたな町役場 まちづくり推進課
0137-84-5111

太田神社

出典:http://setanavi.jp/search/sightseeing/38.html

太田神社は、北海道最古の山岳霊場です。航海の安全と豊漁の守り神として、室町時代に建立されたと言われています。

太田神社の最大の特徴は、日本一険しいと言われている参道です。参拝するためには、40度の急こう配の階段をロープを伝って登った後、さらに険しい山道を進まなくてはなりません。70分〜100分かけて辿り着いた先、日本海を真下に望む太田山の断崖絶壁の岩窟に、本殿はあります。

太田神社は、危険と隣り合わせの参道を、恐怖に打ち勝って登り切った人だけがもらえる、神聖なパワーに満ちていることでしょう。

太田神社本殿までの道のりについては、せたな町の公式ホームページをご覧ください。

https://www.town.setana.lg.jp/otajinja/article35.html

なお、問合せ先は、御朱印の対応もしている「久遠神社」となっています。

所在地久遠郡せたな町大成区太田17
問合せ先北海道神社庁ホームページhttps://hokkaidojinjacho.jp/%e4%b9%85%e9%81%a0%e7%a5%9e%e7%a4%be/

1-3. 大自然を一望できる絶景ポイントがあり自然豊か

出典:http://setanavi.jp/search/sightseeing/05.html

出典:https://www.hiyama.pref.hokkaido.lg.jp/ss/srk/tabi/02s_seta/parts/2208rsh.html

せたな町にある「立象山(りっしょうざん)公園」の展望台は、町内の自然を一望できる絶景ポイントです。せたな町の海や山、川や街並みを360°パノラマで楽しむことができ、奥尻島も望めます。

また、立象山を通る約4kmの町道、通称「立象山パノラマ線」からの眺めも絶景です。ドライブしながら、町内に広がる広大な牧草地や、「狩場山」「遊楽部岳」、日本海を一望できます。道沿いにある、民間の風車群「大里ウインドファーム」は、圧巻の迫力です。

立象山公園の詳細はこちら。

所在地久遠郡せたな町瀬棚区
問合せ先せたな町役場 まちづくり推進課
0137-84-5111

2. せたな町の暮らしに関する情報

ここでは、せたな町の暮らしに関する情報をお伝えします。役立つ支援制度もご紹介するので、参考にしてみてください。

人口6,791人(2024年8月末時点)
面積638.68㎡
学校数小学校 3校
中学校 3校
高校 1校
気候東北地方に近い気候で夏場は30度を超える日は少なく、避暑地としても最適です 
医療施設数病院 2施設
診療所 2施設
交通アクセス札幌から:約258km(車で約3時間30分)
函館から:約114km(車で約2時間30分)
保育所・幼稚園認定こども園 1施設
保育園 1施設
保育所 1施設

2-1. 子育て世帯が嬉しい支援制度が充実している

せたな町には、子育て世帯を金銭面でサポートする支援制度がそろっています。ここでは、せたな町の子育て支援制度を5つご紹介します。

出生祝金

せたな町では、出生届を届出の際に「出生祝金受給届出書」を配布しています。届出書に必要事項を記入し提出すると、お子さん1人につき30,000円のお祝い金を受け取れる制度です。お子さん名義の銀行口座をご用意ください。

子ども医療費助成とひとり親家庭等医療費助成

せたな町では、0歳〜18歳まで、自己負担なしで病院を受診できます。また、母子家庭・父子家庭の親の医療費も助成しています。

給食費無償化

せたな町内の、認定こども園及び保育所等に在籍する児童の給食費は無償です。また、小中学校の給食も無償化されています。小学生は年額45,600円、中学生は年額55,440円の給食費が0円となります。

中学生生活習慣病健診

健診の目的は、生徒自身が自分の生活習慣を見直し、健診結果から保護者が食生活を見直すことです。健診の対象は中学2年生で、身体測定・血液検査・ピロリ菌検査等が無料で受けられます。

檜山北高等学校通学バスの補助

北海道檜山北高等学校へ通学するために、通学定期券を使ってバス通学している学生に対して、運賃の補助を行います。

補助額は、定期券運賃の2分の1。ただし、運賃が20,000円を超える場合は、10,000万円を超える額を補助します。

各子育て支援の詳細は、せたな町の公式ホームページと、北海道公式子育て支援サイトをご覧ください。

https://www.town.setana.lg.jp/kodomo/kosodate

2-2. 移住者を応援する移住支援制度が整っている

せたな町には、移住者がずっと住み続けたくなるような支援制度がそろっています。ここでは、せたな町の移住者支援を3つご紹介します。

せたな町空き家バンク制度

せたな町では、平成28年7月から「せたな町空き家バンク制度」を開始しました。町内に空き家を所有している人と、せたな町に移住したい人や町内に一軒家を持ちたいと思っている人をマッチングする事業です。

空き家バンク制度についての詳細は、せたな町の公式ホームページをご覧ください。

https://www.town.setana.lg.jp/industry/post_1215.html

移住定住促進住宅奨励事業

せたな町では、町内に居住・転入予定の方を対象に、住宅を新築・購入したときに使える奨励金を交付しています。

奨励金の内容は以下のとおりです。

  • 町内業者によって居住のための住宅を新築する場合:100万円
  • 町外業者以外によって居住のための住宅を新築する場合:30万円
  • 中古住宅を購入する場合:20万円

移住定住促進住宅奨励事業の詳細は、せたな町の公式ホームページをご覧ください。

https://www.town.setana.lg.jp/industry/post_207.html

せたな町結婚定住奨励事業

結婚してせたな町に定住する人を対象に、せたな町共通商品券10万円相当を交付します。

交付要件は以下のとおりです。

  • 婚姻日現在、夫婦のどちらかがせたな町に住所を有し、かつ、居住していること
  • 婚姻後、夫婦ともにせたな町に5年以上、定住する意思を有すること
  • 同一人同士の再婚でないこと
  • 過去、夫婦ともにこの要綱の規定による商品券の交付を受けていないこと

結婚定住奨励事業の詳細は、せたな町の公式ホームページをご覧ください。

https://www.town.setana.lg.jp/johobetsukoseki/machi/post_1155.html

せたな町に移住したいと思ったらぜひご相談を

雄大な自然がすぐそばにあるせたな町。そんなせたな町でしかできない暮らしが、あなたを待っています。せたな町への移住に興味がある方は、ぜひ、お気軽にご相談ください。

連絡先0137-84-5111
担当部署せたな町役場 まちづくり推進課
住所北海道久遠せたな町北檜山区徳島63番地1
公式サイトホームページ  https://www.town.setana.lg.jp/

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